2020年8月27日木曜日

ろくとほんとからのお知らせ

 多摩六都科学館のホームページの特設サイト「おうちでROKUTOをたのしもう!」に科学館で実施されたろくとほんとのワークショップを元に科学館のスタッフが考えた自由研究に役立つ記事の第2弾が発信されました。

 親子で楽しみながら取り組んでみてください!

 多摩六都科学館 「おうちでrokutoをたのしもう!」

         家にあるもので自由研究 ~服しらべ ②~     

記事に紹介されている本が特設サイト「科学の本棚」にも紹介されいます

①の着ている服の「布」の観察に続き、②では服の裏側についている「洗濯のタグ」を使った研究の方法が紹介されています。

小さい布である「洗濯のタグ」には、洗濯方法、布の素材などの情報が載っています。「洗濯のタグ」の情報を利用して服の研究ができる方法が紹介されています。

2016年に実施したワークショップの内容を、おうちでできるように参加者にお配りしたワークシートとブックリストも紹介されています。(ダウンロードもできます。)

(「ろくとほんと」とは、多摩六都科学館と、科学の本の読み聞かせの会「ほんとほんと」の有志のコラボで、2014年から科学と本をつなぐとりくみをしています。)

2020年8月26日水曜日

第25回理科読シンポジウム「自考自論を促す 」

【日時】2020年8月30日(日)12:30~16:00(開場12:00) 
【オンライン開催】定員70名  200名
申し込み開始日:2020年8月1日(土)9:00から 
お申し込みサイトはこちらから
【対象】どなたでも。
【内容】テーマは「自考自論を促す 」。講師は、NHKeテレ「考えるカラス」プロデューサーの竹内真一さんと科学写真家の伊地知国夫さん。  
【主催】NPO法人ガリレオ工房 

 いつも人気の出版各社の皆様のおすすめの本の紹介 サイエンス・ビブリオを、一般参加者の皆様からも募集しています。 

ガリレオ工房公式サイトのからもご案内をご覧できます。
「ほんとほんと」は協力です。

2020年8月20日木曜日

こどもとしょフェス2020    『ほんとほんとが選ぶ20冊』展示

 

【日時】2020年8月19日(水)、20日(木) 10:00〜17:00
【場所】東久留米市役所1階 市民プラザホール
【内容】東久留米市立中央図書館主催「こどもとしょフェス2020」において、「よもう!あそぼう!かがくの本」の展示と、今年1月に選書した『ほんとほんとが選ぶ20冊』の本の展示をしました。読みたい本は、そのまま借りることもできます。
20冊の本リストも配布しました。

2020年8月10日月曜日

ろくとほんと お知らせ

 多摩六都科学館で活動をしている「ろくとほんと」から夏休みの自由研究にぴったりのお知らせです!

 多摩六都科学館のホームページの特設サイト「おうちでROKUTOをたのしもう」に科学館で実施されたろくとほんとのワークショップを元に科学館のスタッフが考えた自由研究に役立つ記事が発信されました!

多摩六都科学館 「おうちでrokutoをたのしもう!」

        家にあるもので自由研究 ~服しらべ ①~

 2016年に実施したワークショップの内容をおうちでできるように「観察の方法」、「ふくしらべカード」がアレンジされています。参加者にお配りしたブックリストも紹介されています。

多摩六都科学館より提供

ぜひ、親子で楽しみながら取り組んでみてください!

(「ろくとほんと」とは、多摩六都科学館と、科学の本の読み聞かせの会「ほんとほんと」の有志のコラボで、2014年から科学と本をつなぐとりくみをしています。)

2020年8月8日土曜日

【特別編】みのむし       その2「おはなし配達」

 ほんとほんとMLより。関西支部「ほんとほんとKANSAI 」メンバーの十倉裕加里さんからのお便りです。

 私は、小学校に年に30回ほど、地元の「おはなし会」から「おはなし配達」をしています。20分くらいの「科学絵本の読み聞かせ(実物、実演を交えた参加型)」です。その中のネタの1つである「ミノムシ」を紹介したいと思います。

チャミノガ
オオミノガ(?)
1. 導入として実物のミノムシを見せて「これが何か」を聞く:こどもたちは手を挙げて答えてくれる。
2. 次に、見た事ある人に「どこで見たか?」を聞く:発言してもらい、主体的に参加してくる。
3. 『みのむし~ちゃみのがのくらし』甲斐信枝/作  福音館書店  を読み聞かせする:花芽を食べるミノムシのページで、ミノムシを探して数を確認したり、3択クイズを入れたりすると、積極的に参加する。
4. ミノムシの赤ちゃんが「みの」を作るページで『カラー自然シリーズ55  ミノムシ』偕成社  を見せる:赤ちゃんミノムシが生まれてすぐに「みの」を作る写真が、大きく、コマ送りで載っている。虫が苦手な子も、2mmくらいの赤ちゃんミノムシが頑張って、大急ぎで、「みの」を作っている姿が、かわいく見えてくるようです。
5. 読み聞かせ後『生き物の飼育・学習大図鑑 』 世界文化社  のミノムシのページを見せながら、ミノムシの飼い方を説明:私が飼育しているミノムシのケースも見せる。「ミノムシのお家作り実験」を、紙の模型で実演をすると、実験をやってみたくなるようです。
ミノムシのお家のつくりかた(実演)
6. 手作りのミノムシのお家標本を見せる:ミノムシが折り紙、毛糸、わらで作ったお家を見せると、更にやってみたくなる(その1の写真参照)
7. 手作りのミノムシマップを見せる:ミノムシがいる身近な場所を紹介する。
8. 「みんなも夏休みに、ミノムシを捕まえて、実験してみてはいかがでしょうか?」で終わり。
 終了後は、こどもたちが集まってきて、質問攻めになることもある。

 20分の間に、こどもたちの声を、拾って返したり広げたりしながら、上手く興味を引き出して、主体的に読み聞かせに参加できるように気をつけています。こどもたちが、興味しんしんな顔で、前のめりに参加してくれると「上手くいった!」という感じです。このミノムシのネタは、2017年から20回ほどやっていますが、毎回、改善しています。

【特別編】みのむし       その2「おはなし配達」(つづき)

【ミノムシは見かけなくなった?】

 私(関西支部「ほんとほんとKANSAI 」メンバーの十倉裕加里さん)が小学生だった40年前とくらべると、最近ミノムシを見かける事が減ってきていると思います。伊丹昆虫館にお聞きしたところ、寄生バエがやってきたために、オオミノガは激減してしまったそうです。私が飼っているチャミノガは、たくさんではないけど街中にもいると思いますので、みなさんもお散歩の時に探してみてください。

【ブログ更新係のつぶやき…】ミノムシ減少の情報として、以下も合わせてご覧ください:
BuNa(ブナ)(株式会社 文一総合出版が運営する、生きものと自然にまつわる情報発信ウェブサイト)」より。

【ミノムシの工芸品♪】

 写真は、(関西支部「ほんとほんとKANSAI 」メンバーの十倉裕加里さんの)知り合いのお友達が30年くらい前に作られた「ミノムシのみので作った布」です。70匹分のミノムシのみので作られていて、パッチワークの様にガーゼの様な布にミシンで縫い付けてあります。おそらくオオミノガのみのではないかと推測しています。ミノムシの布は軽くて丈夫そうで、ミノムシカバンは高級と聞いたことがあります。私もいつかミノムシカバンを作ってみたいものです。

【ブログ更新係のつぶやき…】そう言えば!…蓑虫の工芸品

 生まれ育った群馬県桐生市に「群馬県ふるさと伝統工芸品 桐生蓑虫工芸(桐生市ホームページ)」がありました♪ 染色工芸森彦では、本物!の蓑虫だけでなく、蝶も貼り付け、その作業工程(蓑虫)も掲載されています。ご購入も、どうぞ。

2020年8月7日金曜日

【特別編】みのむし その1

  ほんとほんとMLより。関西支部「ほんとほんとKANSAI 」メンバーの十倉裕加里さんからのお便りです。

葉っぱについている
 今年もみのむしの赤ちゃん誕生のシーズンがやってきました。近所の水道屋さんの片隅に、2mくらいのナンテンの木があって、その木にはミノムシ(チャミノガ)が住みついていて、1年中ミノムシの観察ができます。
写真は、今年度のミノムシの赤ちゃんです。葉っぱの裏と表にくっついている三角の小さな物体が、赤ちゃんミノムシです。今日ようやく晴れたので、3匹捕まえてきました。ナンテンの木には、赤ちゃんミノムシがうじゃうじゃいました。大きさは3~4mmです。赤ちゃんの頃はみのを上にして逆立ち歩きをします。小さいけど、みのを背負って活発に動いていて、とてもかわいいです。
 毎年、6月末~7月初め頃にミノムシの赤ちゃんが生まれます。私は、それを2~3匹とってきてうちのベランダにあるミノムシ専用もみじの木に移して、翌年の5月~6月頃成虫(ミノガ)になって飛んでいくまで(オスしか飛ばない)飼育、観察しています。これで、ミノムシのお家作りの様子がばっちり見られるし、飼育して初めて気づいたり…新しい発見があって楽しいです。
 8月~9月に2~3cmに大きくなったミノムシを使ってのお家作り実験が、また面白いのです。やり方は・・・
1、ミノムシのみのの穴(上と下にある)からハサミを入れて、中のミノムシを傷つけないようにみのを切る。
2、みのからミノムシを取り出して、折り紙や毛糸を細かく切ったものを入れた箱に一晩入れておく。
3、翌日、折り紙や毛糸のみののお家が完成。上手くできない時には、少しお手伝いしなくてはなりませんが・・・。

【特別編】みのむし その1(つづき)

 関西支部「ほんとほんとKANSAI 」メンバーの十倉裕加里さんと会員による MLでのやりとりから

Q: ミノムシを見つけるコツってあるんですか?

A: 行きつけの美容院でカットしてもらってる時に、お店の人が「うちのミモザの木にミノムシがいっぱいいて困ってる。取っても取っても、全然減らない!木が弱る!」と話しているのを、たまたま小耳にはさみ、さっそく取らせてもらい、そのミノムシで実験をしました。
 ミノムシを「おはなし配達」に持って行きたいと思い、いろいろ調べてみたら、赤ちゃんが6月末~7月初めに生まれることがわかり、その季節にウォーキングがてら観察を続けていたら、何やら葉っぱに細かいゴミの様なものがたくさんくっついているのに気づきました。「まさかこれは!」と思ってよく見ると図鑑にのっていたミノムシの赤ちゃんと同じかたちだったのです。私にとっては大発見!さっそく、おはなし会の例会に持って行き仲間に見せました。
 でも、まだ生まれたての裸ん坊の赤ちゃんミノムシ(うまれたての赤ちゃんはみのを着ていない)は見ていません。来年度こそは、ベランダのミノムシ専用もみじの木で、冬を越し、赤ちゃんミノムシがうまれるのを見てみたいと思っています。
 美容院のミモザの木は2年程前の大きな台風で倒れてしまい観察が出来なくなりました。でも、近所のナンテンの木にミノムシが住み着いているのを見つけたので、大丈夫です。
 歩いたり、自転車に乗っている時に気をつけていると、時々見つかります。葉っぱが食べられている木とか…宝探しみたいで楽しいですよ。

【ブログ更新係のつぶやき…】つい、ネットで探してしまったー。

「NPO法人科学映像館(http://www.kagakueizo.org/)」に、『みのむしの生活 学習映画大系理科シリーズ(制作:学習研究社 1958年 モノクロ・有声 16分)』
https://www.youtube.com/watch?v=-8UHxHDt4dY
#ミノムシのうんちの時まで撮っているなんて…です。ミノムシの赤ちゃんは黄色いようです。