2020年12月15日火曜日

よもう!あそぼう!かがくの本  「橋をつくろう」

密を避けての開催

【日時】2020年12月6日(日) 午前10時30分~11時30分
【読んだ本】『はしをつくる』ライアン・アン・ハンター(ほるぷ出版)
形と強度の実験♬

ジャンケンに勝ち抜いて
アーチに乗った!
【内容】橋の始まりは、どんな橋から?…いろいろな橋があること、そして、橋が落ちないように色々な工夫があることを写真を見ながら楽しみました。次は、ストローを使って「トラス橋の原理」である、三角形がどれだけ強いのかを確認!
みんなでつくったアーチ橋♪
 「アーチ橋」については、木のブロックで出来たアーチ橋の模型に乗って強さを体験(大人が乗っても大丈夫!)。そのあと、紙のブロックを仕上げました。みんなでつくったブロック9個で一つの紙のアーチ橋が完成!完成した紙のアーチ橋に、レールの模型をのせて電車を走らせました。

割り箸でもできる!
ダビンチの橋(左)
【次回予定】2021年2月7日(日)南部地域センターで「ちりめんモンスター」を開催を予定していますが、感染拡大の具合次第となるため、現時点では開催は未定。

【感染対策の工夫の1つとして】読み聞かせや、ブックトークでは、蜜になるため、いつものように集まることができません。今回も書画カメラを導入。スクリーンに映しだして、どんな絵本の、どんなお話で、何か魅力なのか…を、聞きました。

2020年12月11日金曜日

第2回こどもとしょフェス2020  『ほんとほんとが選ぶ20冊』展示

【日時】2020年12月9日(水)13:00〜18:30、10日(木) 9:30〜16:00

【場所】東久留米市役所1階 市民プラザホール

【内容】東久留米市立中央図書館主催「こどもとしょフェス2020」において、夏の「こどもとしょフェス2020(8月19日(水)、20日(木) )」と同じく、「よもう!あそぼう!かがくの本」の展示と、『ほんとほんとが選ぶ20冊』の本の展示と20冊の本リストも配布しました。読みたい本は、そのまま借りることもできます。

2020年11月21日土曜日

キッズサイエンス        「おシャーレだいず図鑑」

 


【日時】2020年11月8日(日) 
    ①9:20~9:50 ②12:20~12:50 ③15:20~15:50

今日の作品♪
【場所】港区立みなと科学館 実験室

【読んだ本】『だいずえだまめまめもやし』こうや すすむ 文 、 なかじま むつこ 絵(福音館書店)

【内容】色々な大豆や、加工品の紹介、その後、シャーレを使った図鑑作りをしました。

【次回予定】2021年2月28日(日)時間未定 みなと科学館にて乾物をテーマに「オシャーレ乾物図鑑」(予定)

大豆製品 ずらり!

大豆にまつわる、かがく絵本♬

よもう!あそぼう!かがくの本  「どんぐりとまつぼっくり」

どんぐりの工作♬(手前)と、どんぐり の発芽♫(奥)

【日時】2020年11月8日(日)10:30~11:30

どんぐりのセット(上)と
まつぼっくりの仲間のセット(下)
【場所】東久留米市東部地域センター講習室(東部図書館)

【読んだ本】『まつぼっくり』(かがくのとも560号)菅原久夫 ぶん、大島加奈子 え(福音館書店)

アカマツの種♪
【内容】いろいろなどんぐり、まつぼっくりの観察。発芽したどんぐりや、どんぐりに入っていた虫をみたり、マツのタネをとばす実験をしました。

【次回予定】2020年12月6日(日)10:30~11:30東久留米市南部地域センターにて「はしをつくる」をテーマに実施します。

2020年10月16日金曜日

【特別編】みのむし       その3「寄生バエ」

 ほんとほんとMLより。関西支部「ほんとほんとKANSAI 」メンバーの十倉裕加里さんからのお便りです。
5cmもあるミノムシ
  9月22日 京都の宝ヶ池を散策している最中、葉の少ないマルバハギの木に、こげ茶色の葉っぱの様なものがたくさんぶら下がっているのを見つけました。見ると頭を出して動いています。ミノムシでした。5㎝もあり我が家で飼育中のチャミノガ(2.5cm)より倍も大きい姿です。
解剖したら、寄生バエのサナギが9匹も!
  9月27日、伊丹市昆虫館(いたこん)のイモムシに詳しい方に見ていただきました。捕まえた晩は動いていたけれど、その後、ずっとミノの中に閉じこもって動かないのです。脱皮だろうか…話をしながらミノをはさみで開いていくと、そこには寄生バエのサナギが9匹も出てきました!「寄生バエは自分の成長に必要な時まで、ミノムシを生かしておくのです」とのこと。残念ながら、すでにミノムシは死んでいました。図鑑で調べると「ニトベミノガの頭はマーブル模様みたいな感じだけど、このミノムシの頭はしま模様になっているので、オオミノガだろうか」と、伊丹市昆虫館(いたこん)の方の判断でした。
  伊丹市昆虫館(いたこん)では、現在チャミノガ、ニトベミノガ、ネグロミノガを展示してます。オオミノガは激減して見つからず、展示が出来ていないそうです。
  マルバハギの木には、まだ20~30匹のミノムシがぶら下がっていたはず。次の休みに、元気なミノムシを捕まえたいと思います。
京都の宝ヶ池

よもう!あそぼう!かがくの本 「いとでんわ」

【日時】2020年10月4日(日)10:30~11:30

【場所】東久留米市南部地域センター講習室1

【読んだ本】『いとでんわ』小林実 ぶん(福音館書店)

コロナ対策として、道具は
すべて1人1セット準備
【内容】風船を口に近づけて声を出してみたり、輪ゴムギターをはじいてみたりすることによって、「音が出るとぶるぶるふるえる」ことを確認。長風船電話、連結いとでんわで音が伝わることも楽しく体験しました。

【次回予定】

2020年11月8日(日)10:30~11:30

場所:東久留米市東部地域センター1階講習室(東部図書館)

テーマ:「どんぐりとまつぼっくり」 

2020年9月17日木曜日

溝の口おはなしの森

 【日時】2020年8月22日(土)15:00~17:00
【読んだ本】『イワシ むれでいきるさかな』福音館書店
      『クレムとカニさん』文化出版局

今日の作品 ♪
【内容】パークシティ溝の口 自治会所属団体「おはなしの森」の活動は今年で18年目。毎月一回のおはなし会「第200回目」を記念して、「ほんとほんと」とのコラボレーションによる特別おはなし会「チリメンモンスターをさがせ!」を開催する運びとなりました。
 おはなしの森の皆さんと自治会の皆さんの理解と協力により、コロナウイルス感染防止対策をしての開催でした。ワークとブックトークは「ほんとほんと」が、絵本は「おはなしの森」が担当しました。  
 「チリメンモンスター(チリモン )」を初めて知る人も多いため、ブックトークでは、チリメンジャコの中で見つかる海の生き物たちを紹介し、イワシの生態についての絵本を読みました。また、海からの宝物からプラスチック問題に話題を広げ、今年出版のものも含めた本の紹介をしました。
 相模湾の逗子海岸から届いたチリメンジャコ(湘南しらす直売所「大竹丸」さんからの特別提供)から、いちばんかっこいいイワシやお宝チリモンを見つけてもらい、大きな紙皿でチリモンアートを作ったり、キーホルダーに仕上げました。
 今回は、カタクチイワシの他に、サクラエビに似ているけれど長いひげがない オキアミがたくさんいました。エビ・カニの仲間の子供であるゾエアやメガロパ、駿河湾のチリモン ではあまりでてこないダンゴムシの仲間で形も似ている寄生虫のウオノエの仲間など、お宝がたくさん見つかりました!
  お土産のチリメンジャコで続きはお家で・・・レアアイテムの「タツノオトシゴ発見!」との報告がありました。
 上4枚の写真は、おはなしの森の大山さんの撮影です。

溝の口おはなしの森(つづき)

寄せられた感想文です♪

○ HKさん(小3)、SHちゃん(年少)のお母様より

 読み聞かせも、こんな理系な会になるなんて、なんだか新鮮でした。帰ってからも、お土産に頂いたちりめんを父親と一緒に必死になって探し夢中になっていました。どこへも出かけられない夏休み、貴重な体験の場を作っていただきありがとうございました。
 簡単ですが、大竹丸さんにカードおくりました^_^
 また楽しい事がありましたらお誘い下さい。よろしくお願いします。
○ YKさん(小2)、AKちゃん(年中)のお母様より
 昨日はとても楽しく、学びの多いイベントの主催を、ありがとうございました。おかげさまで、娘2人のみならず、私自身が思いのほかチリモン探しに熱中してしまいました。
 ご紹介されていた絵本の中で、プラスチックに関する本の多いことに驚きました。それだけ、海の問題に無関心でいてはならない状況であると感じました。海水浴にも行けない夏でしたが、昨日のイベントを通して、海の生物の面白さを味わい、その海の問題についての気づきもあったこと、大変有意義な時間でした。
 どうもありがとうございました。
○ KTちゃん(年中)のお母様より
 一昨日は、200回記念の回おめでとうございました。
 4歳でまだ早いかとも思いつつ、なかなかない機会と思い参加させていただきましたが、大変に充実した時間となり、またこうして事後にさまざまなお写真もお送りいただきありがとうございます。
 せっかくの先生方に質問等もできれば体験としてもより深まったのでしょうが、探究的な関心にはまだつながらなかったようで残念ながら、事前・事後にも絵本をみたりして、娘の中にもなにがしか残っていくようだと良いなと考えております。
 ご準備は大変だったことと思いますが、本当にありがとうございました。さまざまな出会いのあることがうれしく、今後とも機会をみて参加させていただきたいと存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○ SN君(小3)、HNさん(小1)、SN(年中)のお母様より
 土曜日は、本当にありがとうございました。何から何まで至れり尽くせりのお話会で、もったいないやら有り難いやら、素晴らしい機会をいただきましたことに感謝いたしております。
 我家では、夕食後に、いただいたチリメンジャコ3袋(!!)でパパと一緒に、またまたチリメンモンスター探しを楽しみました。長男は、妹や弟のキーホルダーのモンスターがどーしても羨ましいらしく、終いにはベソをかく始末…。おそらくこのままでは終われないので、またモンスター探しにチャレンジしてみたいと思います。
 海の生き物からマイクロプラスチックのお話しまで、キーホルダー作りに夢中になっている子たちが果たしてどこまで理解しているのだろうか?と思っておりましたが、プラスチックの話しのインパクトは大きかったようで、朝食に出したチリメンジャコを食べながら「これもプラスチックを食べているのかなぁ」と心配顔の子どもたちでした。ご紹介いただいた本のなかから何冊か読み聞かせをしてみようと思います。
 お話会の皆さま、ご指導くださった先生方、大竹丸さん(ハガキを送ります!)、お声掛けくださった大山先生、素晴らしい体験をありがとうございました。心より感謝申し上げます。
○ DT君(小1)のお母様より
 先日は大変お世話になりました。興味深いお話も聞けて、親子共々大変貴重な機会になりました。ご丁寧に写真まで送っていただきありがとうございました。
 タツノオトシゴに刺激を受けて我が家でもちりモン探しに再チャレンジしてみましたが、残念ながら大発見には至らず、大智はつまみ食いを満喫しました。
 本の方も、選んで下さるお陰で新たな楽しみにもなっています。いつもありがとうございます。
 今後ともよろしくお願いします。

○ SUちゃん(小3)とお母さん(小学校先生)より
 きのうはありがとうございました。かえってからも夢中でチリモンをさがして、タツノオトシゴをみつけて、おおはしゃぎでした!!
 また、素敵な企画おしえてください。


*** 「おはなしの森」のみんなの感想 ***

 コロナ禍の中で、それも、いままでやったことがないような科学絵本よみとワークショップを実現できたのは、(「ほんとほんと」の)高宮さんがきめこまかく、私たちの要望をきいてくださり、何回も打ち合わせしてくださり、そして、「ほんとほんんと」の会の皆さまのチームワークの良さ、そして、それぞれの方が専門家としてこどもたちに真摯に向き合って、おはなしをしてくださったおかげと、大変感謝しています。
 私たちも本を読むことで、一緒につくりあげていくこともでき、また、たくさんの本で学ばせていただくことができました。そして、なによりも、私たち自身が当日、とても楽しかったです。こどもも大人も、一緒になってチリモンさがしとキーホルダーづくりを楽しみ、海のこと、ブラスチックの汚染のことを知ることができました。記念すべき私達の200回記念ができてとてもうれしいです。
  今年はこれからも「科学絵本よみ」でおはなし会をやっていこうとおもいます。また、いろいろなアドヴァイスいただけたらなと思います。

2020年8月27日木曜日

ろくとほんとからのお知らせ

 多摩六都科学館のホームページの特設サイト「おうちでROKUTOをたのしもう!」に科学館で実施されたろくとほんとのワークショップを元に科学館のスタッフが考えた自由研究に役立つ記事の第2弾が発信されました。

 親子で楽しみながら取り組んでみてください!

 多摩六都科学館 「おうちでrokutoをたのしもう!」

         家にあるもので自由研究 ~服しらべ ②~     

記事に紹介されている本が特設サイト「科学の本棚」にも紹介されいます

①の着ている服の「布」の観察に続き、②では服の裏側についている「洗濯のタグ」を使った研究の方法が紹介されています。

小さい布である「洗濯のタグ」には、洗濯方法、布の素材などの情報が載っています。「洗濯のタグ」の情報を利用して服の研究ができる方法が紹介されています。

2016年に実施したワークショップの内容を、おうちでできるように参加者にお配りしたワークシートとブックリストも紹介されています。(ダウンロードもできます。)

(「ろくとほんと」とは、多摩六都科学館と、科学の本の読み聞かせの会「ほんとほんと」の有志のコラボで、2014年から科学と本をつなぐとりくみをしています。)

2020年8月26日水曜日

第25回理科読シンポジウム「自考自論を促す 」

【日時】2020年8月30日(日)12:30~16:00(開場12:00) 
【オンライン開催】定員70名  200名
申し込み開始日:2020年8月1日(土)9:00から 
お申し込みサイトはこちらから
【対象】どなたでも。
【内容】テーマは「自考自論を促す 」。講師は、NHKeテレ「考えるカラス」プロデューサーの竹内真一さんと科学写真家の伊地知国夫さん。  
【主催】NPO法人ガリレオ工房 

 いつも人気の出版各社の皆様のおすすめの本の紹介 サイエンス・ビブリオを、一般参加者の皆様からも募集しています。 

ガリレオ工房公式サイトのからもご案内をご覧できます。
「ほんとほんと」は協力です。

2020年8月20日木曜日

こどもとしょフェス2020    『ほんとほんとが選ぶ20冊』展示

 

【日時】2020年8月19日(水)、20日(木) 10:00〜17:00
【場所】東久留米市役所1階 市民プラザホール
【内容】東久留米市立中央図書館主催「こどもとしょフェス2020」において、「よもう!あそぼう!かがくの本」の展示と、今年1月に選書した『ほんとほんとが選ぶ20冊』の本の展示をしました。読みたい本は、そのまま借りることもできます。
20冊の本リストも配布しました。

2020年8月10日月曜日

ろくとほんと お知らせ

 多摩六都科学館で活動をしている「ろくとほんと」から夏休みの自由研究にぴったりのお知らせです!

 多摩六都科学館のホームページの特設サイト「おうちでROKUTOをたのしもう」に科学館で実施されたろくとほんとのワークショップを元に科学館のスタッフが考えた自由研究に役立つ記事が発信されました!

多摩六都科学館 「おうちでrokutoをたのしもう!」

        家にあるもので自由研究 ~服しらべ ①~

 2016年に実施したワークショップの内容をおうちでできるように「観察の方法」、「ふくしらべカード」がアレンジされています。参加者にお配りしたブックリストも紹介されています。

多摩六都科学館より提供

ぜひ、親子で楽しみながら取り組んでみてください!

(「ろくとほんと」とは、多摩六都科学館と、科学の本の読み聞かせの会「ほんとほんと」の有志のコラボで、2014年から科学と本をつなぐとりくみをしています。)

2020年8月8日土曜日

【特別編】みのむし       その2「おはなし配達」

 ほんとほんとMLより。関西支部「ほんとほんとKANSAI 」メンバーの十倉裕加里さんからのお便りです。

 私は、小学校に年に30回ほど、地元の「おはなし会」から「おはなし配達」をしています。20分くらいの「科学絵本の読み聞かせ(実物、実演を交えた参加型)」です。その中のネタの1つである「ミノムシ」を紹介したいと思います。

チャミノガ
オオミノガ(?)
1. 導入として実物のミノムシを見せて「これが何か」を聞く:こどもたちは手を挙げて答えてくれる。
2. 次に、見た事ある人に「どこで見たか?」を聞く:発言してもらい、主体的に参加してくる。
3. 『みのむし~ちゃみのがのくらし』甲斐信枝/作  福音館書店  を読み聞かせする:花芽を食べるミノムシのページで、ミノムシを探して数を確認したり、3択クイズを入れたりすると、積極的に参加する。
4. ミノムシの赤ちゃんが「みの」を作るページで『カラー自然シリーズ55  ミノムシ』偕成社  を見せる:赤ちゃんミノムシが生まれてすぐに「みの」を作る写真が、大きく、コマ送りで載っている。虫が苦手な子も、2mmくらいの赤ちゃんミノムシが頑張って、大急ぎで、「みの」を作っている姿が、かわいく見えてくるようです。
5. 読み聞かせ後『生き物の飼育・学習大図鑑 』 世界文化社  のミノムシのページを見せながら、ミノムシの飼い方を説明:私が飼育しているミノムシのケースも見せる。「ミノムシのお家作り実験」を、紙の模型で実演をすると、実験をやってみたくなるようです。
ミノムシのお家のつくりかた(実演)
6. 手作りのミノムシのお家標本を見せる:ミノムシが折り紙、毛糸、わらで作ったお家を見せると、更にやってみたくなる(その1の写真参照)
7. 手作りのミノムシマップを見せる:ミノムシがいる身近な場所を紹介する。
8. 「みんなも夏休みに、ミノムシを捕まえて、実験してみてはいかがでしょうか?」で終わり。
 終了後は、こどもたちが集まってきて、質問攻めになることもある。

 20分の間に、こどもたちの声を、拾って返したり広げたりしながら、上手く興味を引き出して、主体的に読み聞かせに参加できるように気をつけています。こどもたちが、興味しんしんな顔で、前のめりに参加してくれると「上手くいった!」という感じです。このミノムシのネタは、2017年から20回ほどやっていますが、毎回、改善しています。

【特別編】みのむし       その2「おはなし配達」(つづき)

【ミノムシは見かけなくなった?】

 私(関西支部「ほんとほんとKANSAI 」メンバーの十倉裕加里さん)が小学生だった40年前とくらべると、最近ミノムシを見かける事が減ってきていると思います。伊丹昆虫館にお聞きしたところ、寄生バエがやってきたために、オオミノガは激減してしまったそうです。私が飼っているチャミノガは、たくさんではないけど街中にもいると思いますので、みなさんもお散歩の時に探してみてください。

【ブログ更新係のつぶやき…】ミノムシ減少の情報として、以下も合わせてご覧ください:
BuNa(ブナ)(株式会社 文一総合出版が運営する、生きものと自然にまつわる情報発信ウェブサイト)」より。

【ミノムシの工芸品♪】

 写真は、(関西支部「ほんとほんとKANSAI 」メンバーの十倉裕加里さんの)知り合いのお友達が30年くらい前に作られた「ミノムシのみので作った布」です。70匹分のミノムシのみので作られていて、パッチワークの様にガーゼの様な布にミシンで縫い付けてあります。おそらくオオミノガのみのではないかと推測しています。ミノムシの布は軽くて丈夫そうで、ミノムシカバンは高級と聞いたことがあります。私もいつかミノムシカバンを作ってみたいものです。

【ブログ更新係のつぶやき…】そう言えば!…蓑虫の工芸品

 生まれ育った群馬県桐生市に「群馬県ふるさと伝統工芸品 桐生蓑虫工芸(桐生市ホームページ)」がありました♪ 染色工芸森彦では、本物!の蓑虫だけでなく、蝶も貼り付け、その作業工程(蓑虫)も掲載されています。ご購入も、どうぞ。

2020年8月7日金曜日

【特別編】みのむし その1

  ほんとほんとMLより。関西支部「ほんとほんとKANSAI 」メンバーの十倉裕加里さんからのお便りです。

葉っぱについている
 今年もみのむしの赤ちゃん誕生のシーズンがやってきました。近所の水道屋さんの片隅に、2mくらいのナンテンの木があって、その木にはミノムシ(チャミノガ)が住みついていて、1年中ミノムシの観察ができます。
写真は、今年度のミノムシの赤ちゃんです。葉っぱの裏と表にくっついている三角の小さな物体が、赤ちゃんミノムシです。今日ようやく晴れたので、3匹捕まえてきました。ナンテンの木には、赤ちゃんミノムシがうじゃうじゃいました。大きさは3~4mmです。赤ちゃんの頃はみのを上にして逆立ち歩きをします。小さいけど、みのを背負って活発に動いていて、とてもかわいいです。
 毎年、6月末~7月初め頃にミノムシの赤ちゃんが生まれます。私は、それを2~3匹とってきてうちのベランダにあるミノムシ専用もみじの木に移して、翌年の5月~6月頃成虫(ミノガ)になって飛んでいくまで(オスしか飛ばない)飼育、観察しています。これで、ミノムシのお家作りの様子がばっちり見られるし、飼育して初めて気づいたり…新しい発見があって楽しいです。
 8月~9月に2~3cmに大きくなったミノムシを使ってのお家作り実験が、また面白いのです。やり方は・・・
1、ミノムシのみのの穴(上と下にある)からハサミを入れて、中のミノムシを傷つけないようにみのを切る。
2、みのからミノムシを取り出して、折り紙や毛糸を細かく切ったものを入れた箱に一晩入れておく。
3、翌日、折り紙や毛糸のみののお家が完成。上手くできない時には、少しお手伝いしなくてはなりませんが・・・。

【特別編】みのむし その1(つづき)

 関西支部「ほんとほんとKANSAI 」メンバーの十倉裕加里さんと会員による MLでのやりとりから

Q: ミノムシを見つけるコツってあるんですか?

A: 行きつけの美容院でカットしてもらってる時に、お店の人が「うちのミモザの木にミノムシがいっぱいいて困ってる。取っても取っても、全然減らない!木が弱る!」と話しているのを、たまたま小耳にはさみ、さっそく取らせてもらい、そのミノムシで実験をしました。
 ミノムシを「おはなし配達」に持って行きたいと思い、いろいろ調べてみたら、赤ちゃんが6月末~7月初めに生まれることがわかり、その季節にウォーキングがてら観察を続けていたら、何やら葉っぱに細かいゴミの様なものがたくさんくっついているのに気づきました。「まさかこれは!」と思ってよく見ると図鑑にのっていたミノムシの赤ちゃんと同じかたちだったのです。私にとっては大発見!さっそく、おはなし会の例会に持って行き仲間に見せました。
 でも、まだ生まれたての裸ん坊の赤ちゃんミノムシ(うまれたての赤ちゃんはみのを着ていない)は見ていません。来年度こそは、ベランダのミノムシ専用もみじの木で、冬を越し、赤ちゃんミノムシがうまれるのを見てみたいと思っています。
 美容院のミモザの木は2年程前の大きな台風で倒れてしまい観察が出来なくなりました。でも、近所のナンテンの木にミノムシが住み着いているのを見つけたので、大丈夫です。
 歩いたり、自転車に乗っている時に気をつけていると、時々見つかります。葉っぱが食べられている木とか…宝探しみたいで楽しいですよ。

【ブログ更新係のつぶやき…】つい、ネットで探してしまったー。

「NPO法人科学映像館(http://www.kagakueizo.org/)」に、『みのむしの生活 学習映画大系理科シリーズ(制作:学習研究社 1958年 モノクロ・有声 16分)』
https://www.youtube.com/watch?v=-8UHxHDt4dY
#ミノムシのうんちの時まで撮っているなんて…です。ミノムシの赤ちゃんは黄色いようです。


2020年7月5日日曜日

【特別編】我が家のカイコが   「玉まゆ」に!

 ほんとほんとMLより。関西支部「ほんとほんとKANSAI 」メンバーの十倉裕加里さんからのお便りです。
2匹のカイコの「玉まゆ」♪

 我が家でかっているカイコに面白いことが起こったので、報告します。
 5月25日に、我が家で孵化したカイコが、6月17日から順々に繭を作り始めています。カイコを飼うのは今年で4回目。今回、初めてのことが起きました!「玉まゆ(2匹以上のカイコが共同して1個の繭を作ったもの)」を作り始めたのです。本に書いてあったと思い調べてみると『いのちのかんさつ4  かいこ』中山れいこ 著, アトリエモレリ 著, 赤井弘 監修(少年写真新聞社)にのっていました。
 もっと大きな玉まゆができるか?と実験してみることにします。上手くいくか?できた玉まゆを切ったらどうなっているか?楽しみです。
赤い四角で囲まれたところが「まゆ玉」♪
<つづき>
 2匹のかいこが作った玉まゆを、カッターで切って中をのぞいてみました。すると、写真のように2匹のかいこのサナギが、仲良く並んで眠っていました。
 3匹ではどうなるか実験は、まぶし(繭を作る場所)に3匹入れてみたら、ぎゅうぎゅうづめでかわいそうになりやめました。
左と中央が普通のまゆ、右が「まゆ玉」
中をのぞいてみました!

 私が「カイコ」を育てているのは、毎年、読み聞かせに使うからです。地元のお話の会にも所属していて、年間20回程小学校の授業45分に「おはなし配達」に行っています。
 絵本の読み聞かせ20分を科学絵本で届けています。「絵本+関連する絵本+実物+実演」を組み合わせ、こどもたちの興味を引き出し、参加型の読み聞かせにすることで主体的に聞けるようにしています。このようなことから、科学絵本の読み聞かせを実践している「ほんとほんと」の活動にとても興味を持ったのです。コロナが終息したあかつきには、本場の「よもあそ」を見にいきたいと思っています。