2023年12月21日木曜日

よもう!あそぼう!かがくの本!「ふしぎなわ」

【日時】2023年11月26日(日)10:30~11:30
【場所】東久留米市立中央図書館1階 北開架室
【読んだ本】『まほうのわ』 
       折井英治・折井雅子 作 藤嶋かおる 絵(大日本図書)
【内容】「メビウスの輪(または帯)」とよばれている輪に挑戦しました。長方形の帯を一回ねじって、端の辺どうしを貼り合わせると面の表裏の区別ができない帯になります。ドイツの数学者アウグスト=メビウスがみつけました。
 さて、実際にやってみましょう。まずは、幅4cmほどの紙を、ねじって、張り合わせた輪を作って…、次に…、
ーー ハサミで半分に切ると、どうなる?
ーー 2回ひねったら?
ーー 3回ひねったら?
ーー 3分の1に切ったら?
 できた輪っかは、つながってたり、わかれたり…。ふしぎな「メビウスの輪」も、手品や魔法ではなく科学(数学)なのだと知りました。
【次回】2024年1月21日(日)
    10:30~11:30
 ひばりが丘図書館(東久留米市立
 南部地域センター2階講習室)
 「水の中のたまご」

2023年10月17日火曜日

よもう!あそぼう!かがくの本  「じしゃくはめいたんてい」

【日時】2023年10月15日(日)10:30〜11:30
【場所】東久留米市東部地域センター1階講習室(東部図書館)
【読んだ本】『じしゃくであそぼう』田中義朗 文  井上正治 絵(岩崎書店)
【内容】身の回りにあるもので、磁石につくものとつかないものを調べました。
 現在流通している日本の硬貨は磁石につかないけれど、カナダの25セント硬貨は磁石にくっつきます。同じようなステンレスのフォークでも「つくもの」と「つかないもの」があるということに、子どもたちはびっくり!していました。磁石にはN極とS極があること、また、地球は大きな磁石である話をしました。
 最後に、磁石を使ったおもちゃの工作を紹介しました。磁石を含めて工作材料はおみやげです。今回は、磁石を使った工作の本の貸し出しが目立ちました。
磁力線が見える!おもちゃ
【次回】11月26日(日)10:30〜11:30
東久留米市立中央図書館
「ふしぎなわ」
紙を切って、ふしぎなわをつくります♪

2023年10月12日木曜日

【御礼】たんとたんと2023

  2020年から開催を見合わせていました「子どもと楽しむ科学の本の文化祭 たんとたんと」ですが、趣向を変えてようやく再開させました。これまでのように、たくさんの方々にご来場いただくスタイルでの開催はまだまだ難しく、大人向けのイベントにしました。そして、「ほんとほんと」がお話を聞いてみたい方をゲストとしてお招きし、絵本への熱い思いを語っていただきました。
 ゲストの今本さん、茅野さん、オンラインでご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
ブックハウスカフェ Bar にて
【日時】2023年9月3日(日)
【場所】オンライン
【ゲスト】今本義子さん(ブックハウスカフェ代表取締役)
【内容】ゲストのお話
① タイトル:ブックハウスカフェのオープンから今までの歩み~絵本専門店としての抱負~
② 科学絵本の紹介:
  お客さんが途切れた隙に飛び入りでご参加 茅野由紀さん(ブックハウスカフェ店長)
店長の茅野さん(左)と
代表取締役の今本さん(右)

 ブックハウスカフェは東京の神保町にある絵本専門の書店です。この日も、多くの親子連れで店内がにぎわっていましたが、大人だけでご来店される方も数多くいらっしゃいました。店内は、昼はカフェ、夜はBarが開き、絵本に囲まれた空間で飲食ができます。大小のイベントスペースでは、さまざまなイベントが開催されています。「ほんとほんと」も、2018年にイベントスペースを提供していただき「科学絵本ど~んと100冊展示」を開催できました。
 「神保町といえば古書店街」というイメージですが、「ブックハウスカフェ」では、いつも新しい本に出会えます。今本さんは「絵本専門店だからこそ、ロングセラーだけでなく、新刊を積極的においている」そうです。店長の茅野さんをはじめとしたスタッフのみなさんが、1冊ずつ、丁寧に、選書したものが、店内に並んでいます。科学の絵本も、いつも新しい本がおいてありますね。「ブックハウスカフェは、絵本を中心に人が集まり、人と人が出会う場所…そういう空間づくりを目指している」とのこと。これはもう文化事業の1つですね!私たちも、ここで出会った方々との交流がつづいています。
今本さん
 神保町で唯一となった子どもの本の新刊書店の灯を絶やしたくないという静かな思い、シビアな原価と苦肉の策のカフェ併設の経営戦略、芸術家の卵のアルバイトさんたちの協力によるイベント、常連さんたちに助けられたCovid19自粛期間の心温まるエピソードなど…もりだくさんな今本さんのお話に加えて、接客の隙にかけつけた茅野さんによる、今、店頭に並んでいる科学絵本をつかった、参加者の絵本選びの悩み相談もあり、あっという間に2時間が過ぎました。参加者からの質問に、なんでもお答えしてくださるので質問が止まりません。「ここのカレーが美味しい!」という参加者からの声もあがりました。

 今年の「たんとたんと」はオンラインでの開催でしたが、ゲストの方をはじめ参加した方々とともに、絵本の良さ、書店で本に出会える喜びについて、あらためて考えることができました。まだまだ対面での「たんとたんと」の開催は難しい状況ですが、「ほんとほん」とは引き続き「科学」「本」「読み聞かせ」をキーワードに、みなさんと一緒に楽しめるイベントを開催していきたいと思います。

2023年9月30日土曜日

よもう!あそぼう!かがくの本    「カレースパイス」

 
たくさん並んだ、カレーのスパイス♪ 本物!

【日時】2023年9月24日(日)10:30〜11:30
本物からつくる!
カレースパイス図鑑♪
【場所】東久留米市西部地域センター(滝山図書館)
【読んだ本】『カレーのひみつ』 中山章子 著(ひさかたチャイルド)
【内容】 カレーをつくるとき「ルー」をつかいます。「『ルー』は何からできている?」「カレー、ってどんな特徴がある?」などの質問からはじまりました。 
 カレーの正体は「スパイス」!そして、スパイスの正体は植物です。植物の種や根、葉や茎などからできているとこを、実物を手にとって観察をしました。スパイスは、1.辛味、2.香り、3.色の特徴でわけられ、これらの特徴を上手に使って、おいしいカレーができていることがわかりました!
スパイス作りにも挑戦!

  スパイスの女王といわれるカルダモンなどの香りをかいだりしながら、本物のスパイスで「スパイス図鑑」をつくりました!また、すり鉢をつかって、本物ののスパイスの調合体験もしました。
 今回は、カレーのいい香りでいっぱい♪の時間となりました。


【次回】10月15日(日)10:30〜11:30 
東久留米市立東部図書館
「じしゃくはめいたんてい」

2023「青少年のための科学の祭典」東京大会 in 小金井「まめ図鑑をつくろう!」

【日時】2023年9月17日(日)
①10:15~10:45 ②11:15~11:45 ③13:15~13:45 ④14:15~14:45
大人気!実物の「まめ図鑑」
【場所】東京学芸大学小金井キャンパス
【読んだ本】『まめ』平山和子 著(福音館書店)または
 『だいずえだまめまめもやし』 こうやすすむ 文 なかじまむつこ 絵(福音館書店)
 【内容】4年ぶりの対面式の開催でした。感染対策として、ブース数を制限し、室内ブースへ参加はチケット制により入場者を制限。時間も、午前と午後の2時間ずつの短縮となりました。
読み聞かせをしている高校生ボランティア
 30分ごとの来場者の入れかえや換気の推奨があったため、30分「よもあそ!」、30分「科学絵本の閲覧時間」として、合計4セットのブース展開にしました。
「ほんとほんと」の紹介♪

 「図鑑を『本物のまめ』でつくる!」ことに新鮮さを感じた参加者も多く、並んで参加するお子さんがでるなど嬉しいかぎりでした。全ての「よもあそ」は満員御礼!「もやし、枝豆が、大豆かrsできることを知らなかった…」「黒い納豆(黒千石豆)があるなんて!」「こんな豆(白くて大きくてぺたんこな花豆)、初めて見たー」…といった声があがる一方で、農産物の関係者、「とよまさり(大豆の品種)」のファンなどの豆おたくの参加者、読み聞かせをしている保護者、高校生の参加もありました。
 「どーんと100冊!ミニ版(全部そろわないため)」では、じっくり読む子もいれば、「これ知ってる!」と喜んでいる子も…。
 主担当は全て交代したので、私たち自身の勉強会にもなりました。互いに合いの手をいれあいながらとなり、以前の「よもあそ」が目に浮かぶ人もいるかもしれませんね。


2023年8月24日木曜日

よもう!あそぼう!かがくの本    「まめ 豆 マメ」

【日時】2023年7月23日(日)10:30〜11:30
【場所】東久留米市中央図書館2階多目的室
【読んだ本】『まめ』平山和子 著(福音館書店)
 『だいずえだまめまめもやし』 
  こうやすすむ 文 なかじまむつこ 絵(福音館書店)
 【内容】はじめに『まめ』の本の読み聞かせをしました。そして、「豆は植物の何にあたるのか?」を考えるために、観察してもらいました。
 「どんなふうに豆を食べる?』ときいたところ、たくさんの答えがでました。モヤシ、大豆の水煮、枝豆、乾燥した大豆を見比べて、「大豆」がいろんな姿に返信して、みんなの食べ物になっていることを観察しました。
大豆図鑑!
 そして、「大豆大好き日本人! 大豆にもこだわっちゃうんだよね」…ということで、13種類(!)の大豆を集めた”『だいず図鑑」をつくりました♪
 
【次回】9月24日(日)10:30~11:30 
 東久留米市立滝山図書館
 「カレースパイス」






2023年7月13日木曜日

絵本作家「やべみつのり」さんとご一緒に、紙皿コマのリーフレットを作成しました♪

  2022年5月28日に実施した「よもう!あそぼう!かがくの本【スペシャル】」で参加者に作成していただいた「紙皿コマ」について、作り方を知りた~いというご要望にお応えして、リーフレットを作成しました。紙皿コマを回して楽しく遊んでいる子どもたちの絵は、やべみつのりさんが描いてくださいました!リーフレットに記載されている注意事項をよく読んで、作った紙皿コマをくるくる回して遊んでくださいね。
 このリーフレットの著作権は「やべみつのり」氏と「科学の本の読み聞かせの会「ほんとほんと」」にあり、 クリエイティブ・コモンズ表示-非営利-改変禁止4.0国際(CC BY-NC-ND 4.0)ライセンス下で提供しています。

2023年7月12日水曜日

ろくとほんとのワークショップ「 音は伝わる~糸でんわであそぼう 」

【日時】2023年7月2日(日)13:00~13:45・14:15~15:00
【場所】多摩六都科学館学習室
【読んだ本】 『いとでんわ』小林実 ぶん 荒木桜子 え 福音館書店
【内容】2歳から小学5年生、保護者のみなさまと読んだ科学の本の『いとでんわ』にえがかれている「ふうせん」、「スプーン」、「いとでんわ」の実験を楽しみ、本にかかれている「音」はぶるぶるふるえて伝わることを体験しました。
本にはない「いと」ではなくはり金でつないだ「はり金でんわ」も登場!伝えるものが変わると音の伝わりかたが違うことを実感しました。
お子さまも保護者も夢中になって小さな声で「いとでんわ」のこっぷに話をしたり紙こっぷを耳にしっかりあてて音をきいていました。

2023年6月28日水曜日

よもう!あそぼう!かがくの本   「化石をかんさつしよう!」

【日時】2023年6月25日(日)10:30〜11:30
本物!の化石を、さわってかんさつ♪

【場所】東久留米市東部地域センター1階講習室(東部図書館)
【読んだ本】『石の中のうずまきアンモナイト』三輪一雄 文・絵(福音館書店)
【内容】アンモナイトや恐竜の生きていた時代が、どのくらい大昔なのかを、ロープを使って実感してもらいました。1年を1cmであらわすと、1000年前が10m、1億年前は…なんと、東京から北海道の距離になります!
 千葉県立中央博物館からお借りした、さわってもよい教材用化石をグループごとに観察し、化石をスケッチしたり、ラベルをみて化石の名前や発掘された場所、いつの時代のものかを確かめました。興味のある化石は、ぜひ本で調べてほしいとお話ししました。
 科学館、博物館で化石を見ることはできても、なかなか触ってみることができない化石。今回、15分の観察時間をとっていたのですが、触ったり、虫メガネで観察したり…、時間が足りないぐらいでした!
【次回】7月23日(日)10:30〜11:30
東久留米市立中央図書館「まめ 豆 マメ」
マメのおシャーレ図鑑を作ります♪ 



2023年6月2日金曜日

よもう!あそぼう!かがくの本  「ためしてみよう くっつくちから」

【日時】2023年5月28日(日)10:30〜11:30
【場所】東久留米市南部地域センター2階講習室(ひばりが丘図書館)
【読んだ本】『くっつくふしぎ』
       田中 幸・結城 千代子 文 村田 まり子 絵 (福音館書店)
ダンボールを
水につけると?
【内容】はじめに、段ボールを水に浸すと紙がはがれることを体験しました。これは、水に溶ける「でんぷんのり」でくっついていたからです。
 次に、ご飯粒をつぶして水を足す…という作業をくり返して「のり」をつくりました。画用紙・牛乳パック・木・プラスチックどうしをつくった「のり」で接着し、「のり」をぬる時の感触のちがいを体験しました。
 また、「水に濡れない・くっつかないもの(ハス・サトイモの葉、ヨーグルトのふた)」、「のりを使わずにくっつくもの(オナモミの実、面ファスナー)」を観察しました。
ご飯から「のり!」
 図書館の職員さんによる「読み聞かせ」と「ブックトーク」のあと、「のり」をぬったものがくっついたかどうかを確かめました。「のり」がしっかり乾いてからも確かめられるように、持ち帰ってもらいました。
 でんぷんのりを使ったことがない子の方が多く、「のりを作るのが楽しかった!」との声を聞けました♪
本物をかんさつ♪
 家にかえってから、もっとしっかりくっついたかどうか、確かめてもらえたでしょうか。

ひばりが丘図書館での「よもあそ」開催は10年ぶり。
年明けの1月21日も開催予定です!

【次回】6月25日(日)10:30~11:30 
 東久留米市立東部図書館「化石をかんさつしよう」

2023年4月3日月曜日

よもう!あそぼう!かがくの本  「いとでんわ」

 【日時】2023年3月26日(日)10:30〜11:30
【場所】東久留米市中央図書館 北開架室
【読んだ本】『いとでんわ』小林実 作 荒木桜子 絵 (福音館書店)
骨伝導(こつでんどう)で
聞くとどんな音?
【内容】今回のよもあそは、定番絵本(1969年、月刊『かがくのとも』として出版)のワークを本と同じようにやってみる、という科学知識が少ない人でも実施できるプログラムです。
 『いとでんわ』の本にそって、ふうせんや自分の喉のふるえで音を実感する実験、スプーンとタコ糸をつかって音の伝わり方をためす実験、紙コップとタコ糸で大きな音を出す、ゴマをはねさせる実験を行ったあと、いとでんわをつなげて遠くまで音が伝わることを体験しました。
 長いいとでんわでも会話ができること、たくさんのいとでんわをつなげても音が伝わることなど、手近な材料でできる簡単なワークですが、「聞こえる!」と驚きを感じ、友達や家族とともに楽しい実験ができました。
 本にはない内容ですが、細い針金をつかったいとでんわも好評でした。いとでんわは、ふうせんを使ったり、ばねをつかったり…と、いろいろな工夫ができます。お家に帰っても、いろいろないとでんわを楽しんでもらいたいと思います。
【次回】5月28日(日)10:30〜11:30
東久留米市南部地域センター(ひばりが丘図書館)
「ためしてみよう くっつくちから」

2023年3月10日金曜日

よもう!あそぼう!かがくの本  「見える映るふしぎ」

【日時】2023年1月29日10:30~11:30
【場所】東久留米市立中央図書館1階北開架室
【読んだ本】『みるかがみあそぶかがみ』大沼鉄郎ぶん 降矢洋子え(福音館書店)
【内容】ものが見えるのは目に光が入るからです。光がない真っ暗な状態では白い紙も見えないことを確かめました。次に、明るくても見えないところにあるものを、鏡のように光を反射
するものを使えば見ることができることを確かめ、反射した光が目に入るような位置が大切なことを確認しました。そのあと、鏡が2枚あると、組み合わせかたでいろいろな見え方になることを確かめ、折りたためる潜望鏡(青森の野呂茂樹さん考案)を作りました。
 家に持ち帰りいろいろな見え方を楽しんでもらったり、身のまわりの鏡のようなものを探して、「よもあそ」から発展した学びがひろがれば…と思ってます。
【次回】2023年3月26日(日)10:30〜11:30東久留米市立中央図書館「いとでんわ」

2023年2月2日木曜日

【会員の活動報告】ワンダー・ラボ 感謝DAYs「ミラーってミラクル!」

 「ワンダー・ラボ 感謝DAYs」は、2023年2月26日(日)に閉館する「北陸電力エネルギー科学館ワンダー・ラボ」さんへ感謝の気持ちを伝えるために、科学教室などの講師をされた有志の方々がよびかけ、全国の実験名人が集まりました。
 1月21日(土)を皮切りに4週にわたって行われます。
※ワンダー・ラボさんの紹介はブログ記事ワンダー・ラボ紹介をご覧ください。
 「ワンダー・ラボ」さんには「ほんとほんと」がとてもお世話になっています(『ほんとほんと活動の記録2002―2012』に掲載)。そこで、ほんとほんとから感謝の気持ちを伝えるために、代表の吉田のりまきが、1月21日の1コマを担当させていただきました。その報告をいたします。
【日時】2023年1月21日(土)13:00~14:00
【場所】 北陸電力エネルギー科学館「ワンダー・ラボ」
【読んだ本】『みるかがみ あそぶかがみ』大沼鉄郎 ぶん 降矢洋子 え(福音館書店)
【内容】ワンダー・ラボさんは実験講師だけでなく、図書館で活躍する読み聞かせ名人をも受け入れてくださった初の科学館です。当時(21年前)、私たちのまわりでは、読書活動の肩書だけでは科学館で実験講師をさせていただく機会はほぼゼロだったのですが、ワンダー・ラボさんだけがこころよく承諾してくださいました。
 そこで「ほんとほんと」を立ち上げ、吉田のりまきとどーど―土井が、90分の絵本の読み聞かせと本に関連する実験工作を行いました。今回は、その時の内容を60分の圧縮版にして実施しました。
 はじめに、鏡の性質をたしかめるために、鏡にうつして「鏡文字」をよみました。鏡に向かった光(像)は鏡で反射してまっすぐ進むので、鏡に写すものと写されるものは、右手と左手の関係のようになります。
 この性質を応用して2枚の鏡をつかって、紙の上の図形からいろいろな図形をつくったり、2枚の鏡の中央に立たせた人形を鏡の角度をかえてたくさん写してみたり…反射の体験をしました。3枚の鏡にすると反射が連続的におこります。万華鏡の原理です。鏡の反射の例として、夜でもピカピカ光る反射鏡を紹介しました。
 さいごに『みるかがみ あそぶかがみ』の読み聞かせをしました。おみやげの一つの鏡は、牛乳パックのサイズに合わせてカットした「のりまきカット(通称)」になっているので、絵本にでてきた「牛乳パックの潜望鏡」や別の工作にも活用できます。
 鏡の絵本や工作をきっかけに、いろいろなことへ、興味のつばさを広げてくれたらな、と思います。
 「ほんとほんと」の第一歩を踏みださせてくれた「ワンダー・ラボ」さん、本当にありがとうございました!
(取材:ほんとほんと会員 吉田のりまき・都丸亜希子)

【ちょこっと紹介】北陸電力エネルギー科学館ワンダー・ラボ



 「ほんとほんと」が科学館での読み聞かせと実験工作をする団体として、はじめの一歩をあゆんだ「北陸電力エネルギー科学館ワンダー・ラボ」さんは、2023年2月26日(日)に閉館です。誰でも無料で楽しめる施設で、地元に根づき人と人をつなぐ場となっていました。残念なかぎりです。
 「ほんとほんと」は、東久留米市(東京)で立ちあがったことから、関東の会員がおおく、ワンダー・ラボさんに足を運ぶ機会がすくない会員もおおいと思います。残りわずかな日々となりましたが紹介します。
 富山駅北口をでてすぐのコミュニティホール「アーバンプレイス」の3F・4Fにあります。入り口へ向かうエレベーター前でお出迎えです。
 3Fは、実験・工作教室用のホールのほかに、電気の歴史や発電のしくみなどが学べます。

 スケルトンのエスカレーターで4Fに向かうと…
「暮らしと電気」の門がお出迎え。
  ここでは家電製品のしくみや家の電気のつかい方の注意点などが学べます。 
  発電のしくみの模型や発電のしくみなどが学べるゲームなどが設置されています。 
  残すところ1ヶ月あまりとなりましたが、土日に開催される「ワンダー・ラボ 感謝DAYs」は4週連続です。富山まで、ちょっと足をのばしてみるのはいかがでしょうか?
 コンパクトな街なので、富山市立図書館や富山市科学博物館にも路面電車やバスをつかって足をのばせます。
 「アーバンプレイス」の14Fの展望台では、夜景も楽しめるスポットのようです。
(取材:ほんとほんと会員 都丸亜希子)